



私たちについて
当協議会では理事会を構成する各専門分野や重点課題を担当する理事が13の代議員会を組織し、各代議員会独自の活動も行っています。代議員会によっては、研究お助けラボ、事例検討会、成功事例の共有会、高度実践看護師活動・活用促進フォーラム、共同研究など工夫ある取り組みが行われています。規約に規定されている講演&シンポジウムは、理事会主催です。
ご入会いただくと、年間を通して行われている多くのイベントに無料でご参加いただけます。更に、高度実践や日々の臨床実践についてのスーパービジョンも無料で受けることが可能です。活動に興味がある方は是非ご検討ください。
当協議会について
当協議会の特徴
九州・沖縄高度実践看護師活動促進協議会は、2021年の3月28日に、前身の福岡県精神看護専門看護師活動促進協議会を発展的に解消する形で設立されました。当団体の目的は、九州・沖縄の看護の質の向上、ひいては人々の健康と安寧に寄与することを目指し、高度実践看護師の更なる活動と活用を促進することです。

当協議会の設立の趣旨
看護が変わると社会が変わる
当協議会の出発点は、前身の福岡県精神看護専門看護師活動促進協議会です。大学院で高度実践看護師教育課程を修了してもなかなか臨床や地域でうまく活用されないことに、私たちはジレンマを感じていました。医療機関などで独立したポジションを与えられ、組織横断的な活動ができれば、患者の病状の改善、セルフケア能力の向上、QOL(Quality of life:生活の質と生命の質)の向上、チーム医療の推進、組織の発展にもつながることが、多くの研究で証明されています。全国に全専門領域合わせても2,733名(2021年3月現在)しかいない希少な人材をもっと有効活用してほしい、との願いから、本協議会を設立しました。

専門性を超えた協働による
ハイクオリティなケアの提供の基盤づくり
高度実践看護師を活用する側とされる側の相互理解と協働、能力の開発を目指して
現在、日本看護系大学協議会認定している高度実践看護師教育課程には、専門看護師教育課程とナースプラクティショナー教育課程の2つがあります。専門看護師教育課程は13の専門性に分かれており、現在放射線看護の分野も日本看護協会で資格認定してもらえるよう申請中で、認められれば14分野になります。高度実践看護師の数は年々増えてはいるものの、医療機関や地域資源に占める割合は数パーセントにすぎません。限りある希少な人的資源を有効活用するために、活用する側と活用される側の相互理解と協働がとても重要です。そして、高度実践看護師自身もたゆまぬ自己研鑽により能力の開発を継続する必要があります。しかし本人の努力だけでなく組織的なバックアップ、特に看護管理者からの支援もまた重要なのです。これらのことが専門性を超えた協働によるハイクオリティなケアの提供の基盤です。
あなたも仲間に

本協議会では、現在、会員を募集中です。入会資格に強い縛りはありません。資格保有者だけでなく、高度実践看護師の活動に興味がある、活用してみたいという方、私たちと一緒に高度実践看護師の活動や活用を促進する活動をしてみませんか?新しい仲間や考え方に触れ、視野が広がる体験ができると思います。
当協議会の具体的な活動については、ご入会の窓口の次をご覧ください。

年会費
正会員 3,000円
賛助会員 2,000円
施設会員 30,000円
入会金はありません。会員には特典があります。其々の特典の詳細は、会則をご覧ください。
入会金はありません。会員には特典があります。其々の特典の詳細は、会則をご覧ください。

入会するには
先ずは次のお問い合わせ窓口から入会したい旨、ご一報ください。事務局から入会希望者に「新規入会届」と会費の振り込み先を書いた書類を送ります。「新規入会届」に必要事項をご記入の上、メール添付で事務局までお送りください。
1週間経っても連絡がない場合はメールが届いていない可能性もありますので、再度事務局にお問い合わせください。

当協議会の事業
高度実践看護師の機能には、実践(直接ケア)、相談、教育、調整、倫理調整、教育、研究の6つの機能があり、ケアとキュアを融合した活動を行います。そのため、当協議下でも、この6つの機能に則って事業を展開しています。特に、会員に対しては、無料でコンサルテーションを提供しています。
また、12月1日からは、看護職者を対象にした、COVID-19関連の相談支援事業を新たに設けます。精神看護専門看護師、精神科認定看護師、大学の精神看護学の教員などが協力して相談にあたります。相談員とスーパーバイザーをセットにして、質の高い支援を行いますので、どうぞご活用ください。
詳細は当協議会にお問い合わせください。

Direct Clinical Practice(直接的臨床実践)
及びコンサルテーション
現在、COVID-19の影響で苦しむ看護職者に対して、相談支援事業の一環としてコンサルテーションやDirect Clinical Practice(直接的臨床実践)を行っています。また会員及び会員施設の看護管理者は無料でコンサルテーションを受けることができます。更に、ご所属の組織での対応困難なケースに対してのご相談にも応じます。ニーズに合わせて、オンラインで専門家を派遣しますので、是非ご相談ください。

教育
教育機関や医療機関、訪問看護ステーション等に心理教育を提供します。COVID-19のパンデミックに伴う心身の不調を予防するためには、医療職者への心理教育が非常に大事です。現在、相談支援事業から派生して、精神看護学を専門とする大学の教員、精神看護専門看護師、精神科認定看護師が、教育機関、医療機関、訪問看護ステーションなどの地域資源の依頼に応じて心理教育を提供しています。勿論、COVID-19に関連する心理教育だけでなく、現任教育、基礎教育にも其々の専門性に合わせた専門家を派遣します。ご所属の組織のニーズについて、先ずはご相談ください。

研究・研究指導
2022年度より、研究担当代議員会のメンバーを中心に研究お助けラボを開始します。研究員としてご登録(無料)いただくと、継続的に研究指導を受けることができます。会員を対象に臨床や地域での看護ケアの質を向上するための実践的な研究や活動成果に関する研究及び研究指導を提供します。また、研究についてのミニ講義やゼミもありますので、是非一度ご相談ください。

調整・倫理調整
臨床や地域で起こる看護ケアを巡る倫理的な葛藤などの調整を行います。COVID-19パンデミック下では、普段に増して倫理的な葛藤を感じる場面が多いと思います。医療資源が不足する中、臨床現場ではトリアージが始まっています。トリアージに関わることへの罪悪感、倫理的なジレンマ、無力感などは、医療職者のメンタルヘルスにも大きな影響を及ぼします。感染を恐れて、医療機関では外部からの倫理調整などの依頼を制限されていることが多いと思います。当協議会ではオンラインによる倫理調整を行っていますので、是非、ご活用ください。
ニュース
このコーナーでは本協議会の理事会や代議員会などで行っているイベントの報告などを掲載しています。

2023年度の事業計画、要望書を(独)福祉医療機構に提出しました
1月30日に2023年度の活動計画と要望書を(独)福祉医療機構に提出しました。
来年度は今年度の取り組みを発展させる形で、看護職や看護学生の為のセルフケア講座を充実させます。セルフケア講座実践編もより参加しやすくする予定です。また、広報にも力を入れ、より多くの方が恩恵を受けられるように創意工夫していきたいと思っています。会員の皆様におかれましても広報にご協力をいただきますよう、お願いします。
WAM助成事業を活用して所属組織での
役割開発をしてみませんか?
一昨年度からの経験で、看護職のためのセルフケア講座Basic編を所属組織の看護管理者と一緒に組織に導入するプロセスは、高度実践看護師の役割開発そのものであることがわかっています。組織ニーズに合った活動を行い、組織に活用される高度実践家になるためにも是非、本事業をご活用ください。興味がある方は、松枝美智子(matsueda@seisa.ac.jp)までご連絡ください。看護管理者との交渉の方法、組織への周知の仕方、実施の方法などについて丁寧にサポートします。

第3回地域・在宅看護分野の成功事例の共有会が開催されました。
成功事例の共有会は1月17日(火)に会員にも広く呼び掛けて行われました。今回の会では、セノーテ訪問看護ステーションの管理者兼精神看護専門看護師の入江正光さんに成功事例の紹介をしていただきました。スタッフと利用者の関係性が難しくなっている時に、高度実践看護師として直接ケアを担った事例でした。関係性の構築ができた時点でうまくスタッフに役割を移行していかれた実践は、さすがに高度実践と、とても勉強になりました。入江さん、参加された方々、本当にありがとうございました。
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高度実践看護師活動・活用促進フォーラム開催報告
2023年3月19日(日)の総会後の14:45‐16:45の時間に標記のフォーラムをリアルタイムオンラインで開催しました。話題提供者は神戸大学医学部附属病院の精神看護専門看護師の倉持裕子様でした。今回は専門看護師としての豊富なご経験の中から、特に役割開発のエッセンスについて話題提供をしていただきました。
高度実践と呼べる実践には理論知と経験知が重要であり、理論知の獲得のためには時間もお金も相当量の投資が必要で、倉持様もそのことを強調されました。また、高度実践看護師はいわば組織にとっては最初は異物であるため、高度実践看護師を受け入れ活用できるようなるためには、組織も変革を迫られます。そのため、倉持様が役割開発に用いている基礎理論は変革理論であり、変革理論やフォース・フィールド・アナリシスを用いた組織分析のコツについて具体的に教えていただきました。理論知を長年臨床現場で実装してこられた倉持様ならではのとても分かりやすい講義でした。
話題提供に対する質疑応答の後には、看護管理者として、あるいは高度実践家として、自由な意見交換が行われました。このフォーラムは今後もしばらく継続していく予定ですので、次回も興味がある方は是非ご参加ください。
※希望者には当協議会から参加証明書を発行しました。
主催 看護管理担当代議委員会
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第3回事例検討会が開催されました。
2023年3月25日(土)10時〜12時にオンラインで開催しました。事例提供者は精神看護担当代議員で相良病院の精神看護専門看護師の平松明子さんでした。テーマは「精神疾患にがんを合併した患者への多職種・多施設連携によるケアの検討」でした。
今回からは非会員も初回限定参加費無料になったので、お試しで非会員の方も参加してくださいました。
事例検討は事例の共有をした後、2グループに分かれて検討し、最後に全体で共有しました。今回の事例の場合には、ご本人やご家族が終末期をこれまで慣れた一般病院で過ごすために、高度実践看護師として何をする必要があるのかが明確になりました。先ずは、ご本人の意思決定を支えること、その人の希望する支援者でチームビルディングをすること、一般病院で精神疾患のある方を最後まで看取るためのスタッフへの支援等が議論されました。最後に参加者全員が感想を共有し、其々に今回の事例検討会で自分なりの意義を感じていることが確認できました。ご参加いただいた方々、ありがとうございました。入念な準備をしてくださった、担当理事、代議員の方々、ありがとうございました。
※資格更新や取得に必要な方には本協議会から参加証明書を発行しました。

臨第3回定期総会報告
2023年4月2日
2023年3月19日にオンラインで臨時総会を開催しました。今回は2022年度の活動報告と決算、2023年度の活動方針と予算を決める重要な会議でした。会員の皆様のご協力により、理事会が提案した全ての議事が滞りなく議決されま

第5回定例理事会報告
2023年4月2日
2023年3月19日の午前中に理事会が行われました。2022年度の活動報告、決算、監査報告が行われ、承認されました。続いて、2023年度の活動方針と予算が提案され、承認されました。午後からの総会に全ての決定事項が提案されました。

第3回 研究お助けラボを開催
3月26日(日)の10:00~12:00に第3回研究お助けラボを開催しました。研究担当理事の松成裕子先生からのミニ講義で、結果の示し方と考察の基本について教えていただきました。講義の後はゼミ形式で、日頃の研究についての悩みを共有し、打開策を検討しました。解決の糸口が見えた時間でした。ご参加いただいた方々、ありがとうございました。研究員は随時募集中で、研究お助けラボには研究員でなくともご参加いただけますので、是非一度ご参加ください。
2023年度も研究お助けラボは、継続します。日程が決まり次第告知します。

研究担当代議員会のメンバーで申請した研究テーマが科研の基盤Cに採択されました。
2023年4月2日
研究テーマは、「九州・沖縄地区における高度実践看護師の研究支援システムの構築」です。これまで研究担当代議員会が行ってきた研究お助けラボを発展させる形での研究です。2023年度は九州・沖縄地域の高度実践看護師の研究に関する実態調査を行います。またその前提として、国内外の高度実践看護師に関する先行研究のレビューを行います。
本協議会の代表、副代表、代表理事の紹介
メッセージは準備中の方もいます。